FC2ブログ

徒然音楽日記(新) Saxophone - Yuki Yoshio

日々の活動の記録

加藤昌則氏のオリエンタル(学祭2日目、12:00頃、10-101)

サクソフォン作品として、久々にかなり華やかな曲を取り上げる。
ソプラノサックスとアルトサックス、そしてピアノのための「オリエンタル」だ。

それほど発表されてから時間の経っていない曲ではあるが、サクソフォンデュオの現代作品としては長生淳氏のパガニーニ・ロストに並ぶ素晴らしい曲といえよう。
楽器編成と、録音の数の事情、そしておそらく曲の理解という意味での難易度で、パガニーニ・ロストの方が知名度は高いが、オリエンタルこそもっと広く知られる余地があるように思う(何様であろうか)。

この曲をジャンル分けするのは難しい。
ミニマルミュージックと言える部分もあるかもしれない。民族音楽とも言えるかもしれない。
しかし、作曲者はこの曲について「バリズムの拡張」という言葉を用いている。
バリズムというのは、漢字で書くと難しくて読めないし書けない(からコピペもしない)のだが、とりあえず医学用語で、自らの意思に反して肢体が動くという症状のことらしく、これを不確定的で、かなり反射的とも言える、厳しいリズムで表現している。
テンポは全体的に遅く指定されているが、スピード感は思っている以上に速い。

拡張的な奏法も効果的に配置されており、サクソフォンの様々な響きを楽しめる良作だと思う。

この記事を書きながら、新しい「いわゆる現代音楽」の可能性の広さというものを改めて実感している。
もっと素晴らしい音楽が生まれる余地はまだまだたくさん残されているし、学生という身分ではあるが演奏者として、素晴らしいと自分が思った曲はどんどん発信していきたいと思った。

この曲も学祭で演奏するが、アルトで参加する。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://saxophoneyuki.blog.fc2.com/tb.php/417-526dc18b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)